@ニーム 農業へのニームの活用 |
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ニームは農業に効く 現在のところニームの利活用は、害虫忌避を目的とした農薬的な活用が一般的で、その大きな利用は「耐性ができない」からです。化学合成農薬の場合、同じものを何年も使用していると農薬に含まれる殺虫成分に虫が抵抗性を備えるようになってしまい、効きが悪くなります。虫も学習して殺虫成分に耐えるように進化するからなのですが、ニームにはアザディラクチンを初め、複数の活性成分が含まれ、それが別個に虫に作用するため遺伝的な抵抗性が生じないと考えられています。虫に耐性ができず、しかも作物や土壌に影響しないので人間や動物などに害を及ぼさないニームは、理想的な殺虫剤、害虫忌避剤といわれています。しかしその反面、化学合成農薬のように散布してすぐ害虫が死ぬという即効性は期待できません。予防的に繰り返し使用するのが効果的とされています。 アザディラクチンとは ニームは害虫忌避になる成分を多数含み、多くの害虫から自らを守っています。アザティラクチンはニームエキスに含まれる数ある成分の中でも、防虫効果の主役です。即効的に害虫を殺すことはありませんが、害虫を追い払ったり、害虫の成長や生殖を抑制したりします、これまでの研究の結果、摂食や成長を抑制する作用が最も高いことが分かっています。ニームの仁には、平均0.24%のアザディラクチンが含まれています。 有効な害虫これまでの研究でニームエキスは約200種類もの害虫に効果が認められています。この中には、通常の化学農薬では効きにくい害虫も含まれます。ある種のコナジラミ、アブラムシ、スリップス、コナガおよびハモグリバエなどです。一般的には、作物を食害するほとんどの害虫に作用を及ぼします。
海外での評価ニームの有益性は世界保健機構(WHO ※1)などの国連の機関や国際食品規格委員会(CODEX委員会 ※2)、世界的に有機農業を推進する国際有機農業運動連盟(IFOAM ※3)でも取り上げられています。 また、2006年11月には、中国・昆明で、ニームの農業利用についての国際会議(国際ニーム会議)が開催され、世界から100名を超える研究者等が参加しました。IFORMによる『熱帯地方の有機農業トレーニング・マニュアル」の「天然農薬」の項目にニームを使った有機農業の方法が記述されているので紹介しましょう。 この中には、多くの材料を使わず手作りで出来る伝統的な有機農法として、チリペッパー、防虫菊、ニンニク、ショウガ、ニームなどを含めた8種類の素材をあげており、そのうちニームは最初に紹介されています。 「熱帯地方由来のニームには、いくつかの殺虫成分が含まれます。主な活性成分はアザディラクチンで、多くの種類の毛虫やアザミウマ、コナジラミを殺したり弱らせたりします。ニームの種と葉は害虫対策に利用することが出来ます。葉は一年中利用することが出来ますが、種はオイルをたくさん集めなければなりません。直射日光を浴びる場合は、8時間以内にニームの効果が現れます。湿った状態または、植物や昆虫が湿気ている時、夜に使うのが最も効果的です。高濃度のニームは植物に葉焼けを起こすことがあります。また天敵にはニームの機能が影響を与えます。」 日本での評価日本国内においては、一部の有機認証団体が、ニームケーキ(肥料)を使用可能な資材として認めています。 また、厚生労働省は、平成18年5月29日から施行された「ポジティブリスト制度(農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止する制度)」の中で、人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質として「ニームオイル」とニームの主成分の「アザジラクチン」など65物質をポジティブリスト制度の対象外物質として指定しました。 |
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現在のところニームの利活用は、害虫忌避を目的とした農薬的な活用が一般的で、その大きな利用は「耐性ができない」からです。化学合成農薬の場合、同じものを何年も使用していると農薬に含まれる殺虫成分に虫が抵抗性を備えるようになってしまい、効きが悪くなります。虫も学習して殺虫成分に耐えるように進化するからなのですが、ニームにはアザディラクチンを初め、複数の活性成分が含まれ、それが別個に虫に作用するため遺伝的な抵抗性が生じないと考えられています。
アザディラクチンとは
また、2006年11月には、中国・昆明で、ニームの農業利用についての国際会議(国際ニーム会議)が開催され、世界から100名を超える研究者等が参加しました。


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